裏方にて・・・・・独り言コラム
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・・・と、ある頭の中の、
・・・と、ある大きな調理場を抱えた小さな事務所。
「Muu-Fishing」編集室での奇妙な独り言。
どうぞ、お聞き流し下さいませ。
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編集長の元に筆者と釣り師、釣り吉と
それから謎の板前さんの４人？
・・・幕は、久々に好釣果が続いたあと・・・。
釣り師が釣り吉をからかう場面から始まります・・・。
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
釣り吉 「小物狙いとは、どういう意味だよ！」
釣り師 「まあ、なんだな。二週も続けて大漁だと、
気分もいいしな・・・。」
釣り吉 「ごまかすなよ！」
釣り師 「腕の差かもな・・・。」
釣り吉 「この間、十八成浜で俺が釣ったカイズと同じだろうが！
それも同じ１匹。」
釣り師 「チンチンの数は俺の方が多いし、クロ三枚も俺
だろ。それから・・スズキも・・・・」
釣り吉 「俺だって、キスやヒラメ、それにこの前のサバ
もあるぞ！」
釣り師 「それは、小物だろ？」
釣り吉 「・・・なにー」
むー板さん「おい、おい、そんな釣れねぇ自慢より、
俺のレポートはどうしたんだよ。
入ってねぇじゃねぇかよぉ」
釣り師 「あぁ、あれか、相変わらず長いんで本文に
入れちゃ、読者が迷惑するって、
さっき編集長が捨ててたぞ。」
むー板さん「なんてことするんだよぉー。お前等、あれ読ま
ないと不幸になるぞ！」
釣り吉 「不幸の手紙かよ！」
むー板さん「お前等があんまり釣れねぇもんで、俺が助けて
やろうとしてるのによぉー」
釣り師 「余計なお世話だよ」
釣り吉 「それより、あぶねぇよ、その包丁」
むー板さん「バカやろう！、包丁は板前の命だぞ！」
釣り師 「分かったから、まずは包丁置けよ・・・」
むー板さん「出刃と柳刃と二刀流の板前たぁ、俺のことだ」
釣り吉 「？！こんなとこに、まな板、置くなよぉ！」
むー板さん「それより、今日釣ったメバルどうした？」
釣り師 「！？？？・・、あ、俺、ちょっと用事が・・」
釣り吉 「逃げるなよぉー・・・・俺も行くよぉ」
むー板さん「また捨てたナー！待ちやがれ、
このバチあたりめ！」
（2004年 fishing.line No217号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
釣り師 「おい、おい、勝手に連載にするなょぉ」
釣り吉 「こんないい時期にＩｍａｇｅは、
オカシイだろう？」
むー板さん「陰で苦労してるのは、俺なんだから、俺が、
主役だろうが！。ヘボ釣り師は黙ってろよ！」
釣り吉 「だから、包丁振り回すなって！」
むー板さん「今日は、出刃だぞ！」
釣り吉 「分かったから、あぶねぇって！しまえよぉ」
釣り師 「相変わらず長すぎるぞ。
こんなの本文に入るわけないだろう？」
むー板さん「暇つぶしに丁度いいんだよ！」
釣り師 「そんなことより、まな板と包丁の手入れでも
しとけって！」
むー板さん「釣ってから、ほざきやがれってんだ！
だいたいお前等の釣果より、俺の教養番組の方
がタメになってるだろうがょ！
それに、お前等が釣らねぇから、
俺が盛り上げてんじゃねえか！」
釣り師 「随分・・・・・・盛り下げてんじゃねぇか？」
釣り吉 「そうだ、そうだ！」
むー板さん「お互い様だろうが！人の事言えんのかよ！」
釣り師 「・・・・・？。」
釣り吉 「・・・・・？。」
むー板さん「？？？？？・・・・・。」
一同 「・・・・・・・・・・・違ぇねぇ・・・・・」
本日の釣果・・・・・・・・・・・・なし
（2004年 fishing.line No218号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
釣り師 「なんだよ！ほとんど転載じゃないか？」
むー板さん「いいんだよ！疲れたんだからよぉ・・・
それより、いちにちはえぇぞ・・・？」
釣り吉 「・・・ったく！すぐ飽きるんだから。
以前の（本日の）獲物コーナーも途中で
やめたじゃないかよ？！」
むー板さん「ほっとけょ！読者は忘れてんだからょぉ」
釣り師 「・・・・・？」
むー板さん「俺はペンより、包丁の方が
しょうに合ってるんだよ！」
釣り吉 「いばるなよ！筆者に書いてもらってるくせに」
むー板さん「うるせぇなぁ、せっかくもり上げてやってるの
に、お前らそれより、もう少し釣れよな！」
釣り吉 「あぶねぇよ、その包丁！」
むー板さん「今日は柳刃だぞ・・・。」
釣り吉 「見りゃあ、分かるよ！」
釣り師 「・・・、まだ連載すんのかよ？」
むー板さん「・・・気がむいたらな・・・」
釣り吉 「あぶねぇって！、包丁ふりまわすな！」
釣り師 「・・・あと書くなよ・・・・」
むー板さん「あー、さしみ造りてぇなぁ・・・・。」
釣り吉 「だから、あぶねって！」
釣り師 「・・・俺、釣り行ってこよ・・・・・」
釣り吉 「・・・逃げるなよぉー・・・」
（2004年 fishing.line No219号 にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「編集長が面白いから、もっと続けろってよ！」
釣り吉 「何をだよ？」
むー板さん「あの三人は・・・、ひまつぶしに丁度いいんだと。」
釣り師 「おれも、入っちまってんのかよ！」
むー板さん「釣らねぇんだから、しょうがねぇだろう？」
釣り吉 「俺は釣ってるぞ！」
むー板さん「さしみになるかよ？！」
釣り師 「おまえこそ、どうなんだよ？ なんでこの編集部に居るんだよ！」
むー板さん「おれが居なきゃあ、刺身造れねぇだろうが！」
釣り師 「釣れねぇんだから、お前が一番いらねぇだろう？」
釣り吉 「そりゃ、そうだ！」
むー板さん「おめぇら、知らねぇな？」
釣り師 「何をだよ？」
釣り吉 「なんだよ、またその包丁」
むー板さん「・・・出刃だよ・・・・」
釣り師 「いいから、先、言えよ！」
むー板さん「編集長が、な、トリオの主役は、
俺しかいねぇからって、言ってたんだ、よ！」
釣り師 「ばかトリオのか？」
釣り吉 「俺は関係ないからな！」
むー板さん「おれもそうだ・よ！」
釣り師 「トリオって、この三人のことだぞ！」
むー板さん「・・・？？？？？」
釣り吉 「？・・・」
一同 「へんしゅうーちょー・・・・・？」
（2004年 fishing.line No220号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「おい、おまえら、知ってるか？！」
釣り吉 「何を？・・・」
むー板さん「この企画は、今年の初めから入れようと
していたことだよ！」
釣り吉 「企画？・・・」
釣り師 「このコーナーの事か？」
むー板さん「そうだ！この、こ・ら・む、のことだがよ！」
釣り吉 「それが、何で今頃に？」
むー板さん「・・・よいしょっ、と・・」
釣り吉 「・・・まな板は出すなよ！」
釣り師 「早く、言えよ」
むー板さん「・・・今日は柳刃だぞ！」
釣り吉 「判った！って！」
むー板さん「それが、２００回記念に変更したんだがよ！
なかなか、入れるチャンスが
なかったって話だ！」
釣り吉 「だから、それが、何で今頃になったんだよ？」
むー板さん「・・・まあ、せくなって・・・」
釣り師 「お前が、早く言わないからだよ！」
むー板さん「・・・作者があんまりバカなんで、おれが、
そのチャンスをつくって、
やった、って、わけだ」
釣り吉 「・・・・何で板さんが？」
釣り師 「！・・・お前の寄生虫のレポートか？」
むー板さん「そう、そう、おまえらの釣りより、
ひゃくばいもためになる
あの名作のおかげよー」
釣り師 「どこが名作だよ！」
むー板さん「そのおかげで、おまえらもやっと、
ひのめ、を見たわけだな！」
釣り師 「別に出たくなかったよ！」
むー板さん「まあ、作者もおれ以外のキャラクターを
どうするか？随分困ったらしいが？これも・
すべて・ひとえに・おれのおかげだな！」
釣り吉 「・・・・・・」
釣り師 「・・・・・・」
むー板さん「おれも、そんなにかんしゃされても困るし、
おまえらも、そのうち
いいことも、あるからよ！」
釣り吉＆釣り師「編集長・・・何とかしてくれよー・・・」
（2004年 fishing.line No221号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「ほんでもってよー、この企画が出たのが、
去年の暮れあたりだったからよー、
作者のパソコン内には、もう・・・
随分たまってしまってるらしいぞ・・・？」
釣り吉 「じゃあ？俺らの将来も
もう決まっているのかな？」
むー板さん「それが・・・あんまり多すぎて、
・・・本文の内容と合わず、
順番がめちゃくちゃらしいぞ！あはは・・・」
釣り師 「お前と一緒でバカだろう？」
むー板さん「今日は出刃だからな！」
釣り吉 「危ないから、しまっておけよ！」
むー板さん「きっと、バカと言うより・・・
たじゅうじんかく、だぁな？」
釣り吉 「多重人格？」
むー板さん「ぶんれつしたんだぞ！たぶん？」
釣り師 「？？？何の話だよ？！」
むー板さん「まあ、このレポートも・・・長くやってると、
まんねり化してくるし・・・そこで・・・、
読者が飽きないようにと・・・
それに、おまえらが、あんまり釣らねぇから
オマケを考えたんだろうよ！」
釣り吉 「オマケ・・・？」
釣り師 「全然、わかんねぇぞ？お前も多重人格か？」
むー板さん「おれ？以外、ぜぇんぶいっしょだーよ」
釣り吉 「？？？？？・・・・・」
釣り師 「？おまえの話は・・・全然・・？わからん！」
釣り吉 「？？？？・・・・何の話だっけ？」
むー板さん「まあ、ふかく、かんがぇねぇこった
わっはははは・・・・」
（2004年 fishing.line No222号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「まあ、なんだな・・・」
釣り師 「！？突然出てくるなよー！」
釣り吉 「！！？？びっくりするよ、板さん！」
むー板さん「おまえらが気付かねぇのが、悪いんだろ！」
釣り吉 「仕事中に、急にうしろから出るなよ！」
釣り師 「入口は前だぞ！いつから居たんだよ！」
むー板さん「・・・ゆうべからだよ！」
釣り吉 「なんで夕べから居るんだよ！」
むー板さん「おめぇらだって、夜釣りするだろうが？・よ」
釣り師 「それが、何の関係あるんだよ！」
むー板さん「今日は柳刃？かな？」
釣り吉 「知らないよ！」
釣り師 「はやく、先、言えよ！」
むー板さん「・・・・・夜刺しだ！ぁよ！」
釣り吉 「？？？夜刺しぃ？・・・何、それ？」
釣り師 「？？？聞いたこと？ないぞ・・・・？」
むー板さん「おれも言ったことねぇよ！」
釣り吉 「？？？？？？」
釣り師 「？今、言ったじゃないかよ！」
むー板さん「あぁ？？？・・・おめぇらがなー・・・
あんまりちっちぇ、さかなばっか
持ってくるもんだからよー
恥ずかしぃんで、夜中にこっそり
捌くことを夜刺しと言うらしいぞ！」
釣り吉 「誰が言うんだよ！」
釣り師 「お前しかいないだろう！」
むー板さん「・・・・？あーあ・・・
ミニ出刃とミニ柳刃がほしいなぁ・・・・」
釣り吉 「悪かったから、向こう行けよ！」
釣り師 「二度と！顔出すな！」
（2004年 fishing.line No223号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「おい！、ファンレターが
いちまんつうも来たぞ！」
釣り吉 「うそだろー？」
釣り師 「バカ！、来るわけ無いだろ！」
むー板さん「ほれ！、編集長が読んでみろとよー」
釣り吉 「不幸の手紙じゃないのか？」
釣り師 「たった三通じゃないかよ！
しかも、お前の字だし・・・・」
むー板さん「こまかい奴だな、？なんで俺の字なんだよ！」
釣り師 「差出人の横に包丁が書いてあるだろ！」
むー板さん「？、あっ・・・・」
釣り吉 「しかも、包丁二本だぞ！」
むー板さん「・・・・・・・・・。
・・・似た奴も居るもんだなー、
・・・やあ、まったく
・・・もしかして、俺のファンか？な」
釣り吉 「それだけは絶対無いと思うぞ・・・」
釣り師 「寄生虫からだぞ、きっと！」
釣り吉 「じゃあ、さわらない方がいいぞ！」
釣り師 「寄生されないうちに、捨ててしまえよ」
むー板さん「！・・・・・・・・・・」
釣り吉 「あぶねぇよ！その包丁」
むー板さん「今日は出刃と柳刃の二刀流だぞ！」
釣り師 「・・・さてと、仕事、仕事」
釣り吉 「だから、逃げるなよー」
（2004年 fishing.line No224号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
釣り吉 「・・・・・、だいたい読者が二人なのに、
手紙が一万通も来るはずがないだろう？」
むー板さん「いいから、読んでみろよ。暇なんだからよー」
釣り師 「忙しいんだよ！、捨てとけよ！」
釣り吉 「もしかしたら、抗議の手紙かも知れないぞ！」
むー板さん「！！・・・・・・・」
釣り吉 「開けるなよぉー、包丁で！
しかも、わざわざ、まな板の上で」
釣り師 「丁度いい・・・切り刻めよ！」
むー板さん「！！いいから、読めよ・・・・」
釣り吉 「なになに・・・・！」
釣り師 「どうしたんだよ！」
一同 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
釣り吉 「・・・・・どうして・・・、
そんなに釣れないのですか？」
釣り師 「やっぱり、てめぇが、書いたんじゃねぇかよ！」
釣り吉 「あっ！、逃げた・・・・・・」
釣り師 「逃げるな！包丁、貸せ！」
むー板さん「今日は出刃だ！・・・・またな！」
釣り吉 「おい！、まな板、もってけよ！」
（2004年 fishing.line No225号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「ほれ、もっとよく読んでみろよ！」
釣り師 「お前の手紙読んで、何が面白いんだよ！」
むー板さん「おれのじゃ、ないって！、似てるだけだよ！」
釣り吉 「・・・三人の自己紹介をして下さい・・・・」
むー板さん「ほれ！な！、いいこと書いてあるだろ？」
釣り師 「・・・・・・・・」
釣り吉 「・・・特にあの二刀流の達人は誰ですか？」
釣り師 「！！・・・くそ！、まな板、貸せ！」
むー板さん「まな板は、板前の命だぞ！」
釣り吉 「包丁じゃないのかよ！」
むー板さん「今日は柳刃だ！」
釣り師 「・・・・・」
むー板さん「あー、せっかくの手紙、やぶくなよー」
釣り師 「そっちの二通もよこせよ！」
むー板さん「いやだよ！せっかく苦労して書いたのに！」
釣り吉 「？！！・・・・・・・」
釣り師 「？！！！・・・・・・」
むー板さん「？・・・あっ！・・・・・」
釣り吉 「やっぱり、板さんじゃないか！」
釣り師 「逃げるな！、包丁よこせ！」
（2004年 fishing.line No226号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「いちばんばったー、釣り吉。
ほれ、じこしょーかいしろよ！」
釣り吉 「誰にだよ！」
むー板さん「へんしゅーちょーがトリオのけっせい
せんげんするんだとよ！」
釣り師 「また、お前が何か、言ったんだろう？」
むー板さん「なんもいってねぇよ！・・・ただ・・・」
釣り師 「ただ・・・？、ただ、何だよ？」
むー板さん「ほれっ、いい、まな板だろう？ひのきだぞ！」
釣り師 「いいから！、言えよ！」
むー板さん「・・おこ・る・・・な・よ・・・？」
釣り師 「お前の答え次第だよ」
むー板さん「・・・ひのきはいい、かおりなんだぞ
ほれ、かいでみるか？」
釣り師 「！！・・・・・・・・」
釣り吉 「いいから、板さん言えよ！」
むー板さん「・・・トリオのしゅやくは、おれだって
いわれてさあ・・・・・ぁ？」
釣り吉 「主役？」
釣り師 「・・・・・・」
むー板さん「おれは、つりしか、つりよしが、
いいんじゃないか？・・・な？、
といったんだがよ」
釣り吉 「リーダーか？」
釣り師 「じゅうぶん・・・お前しか、いねぇよ！」
むー板さん「そうか？・・・あはは！、やっぱりな！」
釣り師 「だが、俺は抜けるぞ、釣りが忙しいからな！」
釣り吉 「・・・俺も忙しいし・・・やっぱり無理だな」
むー板さん「それは、リーダーとしてゆるさねぇぜ！」
釣り吉 「何でだよ！」
むー板さん「・・・今日は・・・出刃だ！」
釣り吉 「知ってるよ！だから、何でだよ！」
釣り師 「・・・・」
むー板さん「おまえらがいねぇと、おれがリーダーに
なれねぇからだよ！」
釣り師＆釣り吉「・・・へんしゅーちょー・・・」
（2004年
fishing.line No227号 にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
○釣り吉）
ファミリーフィッシング、投げ釣り、
ウキ釣り、サビキ、など、オールラウンド。
フィールドは砂浜、防波堤、岸壁。
投げ釣り派。日曜、祝日担当。
○釣り師）
クロダイ、タナゴ、スズキなど、ウキ釣り。
フィールドは、磯、防波堤、河口。
ウキ釣り派。土曜、平日担当。
○むー板さん）
板前専門。歩く魚図鑑。美味しい刺身造り。
二刀流の達人。リーダーあんど主役。
フィールドはまな板があれば、何処でも。
毎日担当・・・・・・
むー板さん「けっこう、いそがしい・・・・と・・・
それから・・・・・・
つりよしは、こづれで、こものづり・・・っと
つりしは、ばらしがとくいで、
おこりっぽい・・・・・・っと・・・・」
釣り吉 「！何、付け足してんだよ！」
釣り師 「余計な事、書くなよ！」
むー板さん「りぃーだぁーとして、みんなのじこしょうかい
してやってるんじゃねぇか！？」
釣り吉 「いいよー、そんな事しなくて」
むー板さん「いいことないだろうが、よ！
おまえらが、じぶんでいわねぇから、
おれが、くわしく書いてやってるんだぞ！」
釣り吉 「・・・・・」
釣り師 「しかし、なんでおまえだけ、毎日なんだよ！
しかも、二刀流の達人てなぁ？何だよ！」
釣り吉 「自分ばかり、
いいこと書いてるんじゃないの？」
むー板さん「・・・・、まあ、おれがしゅやくなんだし、
そう、おこるなよ」
釣り師 「わからねぇ奴だな？、その主役って、
なんの主役だよ！」
むー板さん「・・・板前のだよ・・・」
釣り師 「？？？・・・？なんだ、そりゃあ？」
釣り吉 「！だからって、まな板出すなよ！」
むー板さん「おまえら、どうせ、つれねぇんだし、
いたまえしゅぎょうでもしたほうが、
みのためだぞ！」
釣り師＆釣り吉「・・・余計なお世話だよ！」
＊ちなみにこの編集室には、この三人の他に
編集長と作者がいます。
（2004年
fishing.line No228号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「・・・いいかぁ・・・、
やくしゃのしゅやくっていうのはな・・・
板についている奴のことだ・・・・」
釣り吉 「？・・・・・」
むー板さん「板といぃやぁ・・・まな板だろうが・・・？
・・・ん！？・・・」
釣り師 「！？・・・・」
むー板さん「まな板と言いぃやぁ、おれだろうが？よ！」
釣り師 「・・・だから、板に付いている主役と
言いてぇのかよ！？」
釣り吉 「あ！、なるほど！」
釣り師 「感心するなよ！」
むー板さん「ちがーぅ！、しゅやくのおれに
まな板が付いているんだよ！」
釣り吉 「・・・・・・？」
釣り師 「今日こそ、包丁貸せ！
俺がてめぇの刺身造ってやるよ！」
釣り吉 「落ち着つけよ・・・・」
むー板さん「そうか？、ようやくおれに、
でしいりする気になったか？」
釣り師 「・・・・・・・・！？」
むー板さん「だが、さしみはまだはえぇぞ！
まずは、まな板のていれからだ」
釣り師 「！！」
釣り吉 「落ち着けって！？」
むー板さん「おっ・・・！？包丁は、じゅうねんはえぇぞ」
釣り吉 「あっ、逃げた・・・」
釣り師 「待て！、あのバカ板前、いつか・・・
まな板で殴ってやる！」
釣り吉 「・・・主役、奪うのか？」
釣り師 「！？・・・・・・・・・・」
（2004年 fishing.line No229号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「あーぁ、さしみ造りてぇなー・・・」
釣り吉 「また来たぞ」
釣り師 「いいから、ほっとけよ！
話すと腹が立つから・・・」
むー板さん「おめぇら、なんか、つってこいよぉー」
釣り吉 「・・・・・」
釣り師 「・・・・・」
むー板さん「？・・・おめぇらが、つらねぇと
おれのしごとがねぇんだよ！」
釣り吉 「・・・じゃあ、板さん、クビだな？」
釣り師 「しーっ、相手になるなよ！」
むー板さん「！？・・・おれがいなきゃあ、
おまえらもこまるよなーっ？」
釣り吉 「別に・・・全然・・・」
釣り師 「いいから、ほっとけって！」
むー板さん「きょうは柳刃の日だぞ・・・いいのか？あ？」
釣り吉 「包丁に日にちが、あるのかよ！」
釣り師 「・・・・・」
むー板さん「・・・出刃も・・・だすか？あん？」
釣り吉 「答えろよ！、読者も気になってるだろ？！」
むー板さん「まな板も・・・・よっと・・・」
釣り吉 「！何処から出すんだよ？！」
むー板さん「ふところ・・・これがまた、たいへんなんだ」
釣り吉 「なんでっ！ふところに、
まな板！しまってんだよ！」
むー板さん「これで、よし！、じゅんびかんりょう！」
釣り吉 「どうして！おれの質問に答えねぇんだよ！」
釣り師 「・・・お前が騒ぐと、面白いからだよ！？」
むー板さん「おっ！、釣り師もやっと気がついたな？
さすがおれの、弟子だ・・な」
釣り師 「！！」
釣り吉 「・・包丁持てるまで、我慢する気かよ・・？」
釣り師 「・・・釣れるまでの辛抱だ・・・釣り吉・・」
（2004年
fishing.line No230号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
釣り吉 「板さん？、・・・いやリーダー・・・」
むー板さん「おう！、なんでぃ」
釣り吉 「ちょっと気になってるんだけど・・・」
むー板さん「おう！、なんでも言ってみな！
しゅやくとして、そうだんのるぞ！」
釣り吉 「！？・・・どうして、ふところに・・・
まな板、いれてるんだ？」
むー板さん「ぎくっ！？なんでそんなこときくんだ？」
釣り吉 「なんでって言われても・・・板さんのファンも
知りたがってるとおもってさ・・・」
むー板さん「きぎょうひみつだが・・・ちょっと耳貸せ！」
釣り吉 「？？！！」
むー板さん「おれのファンとなれば、話はべつだ・・・・
実はな・・・・・・・・・からだ」
釣り吉 「・・・あぶねぇから？」
むー板さん「しーっ、こえがでけぇ！ないしょだぞ！
だから、・・・・・・・・・・てな、わけだ」
釣り吉 「そりゃあ！絶対無いって！」
むー板さん「それが、あるんだよ！
・・・じゃあな！おれはこれから、
この出刃、砥ぐから、いそがしぃんだ」
釣り吉 「・・・・・・行っちまった・・・」
釣り師 「あいつ・・・なんだって？」
釣り吉 「・・・・・」
釣り師 「答えろよ！・・・お前も弟子入りか？」
釣り吉 「・・・・主役の座を狙ってる奴がいるから
防弾チョッキの代わりだとさ・・」
釣り師 「あははは・・ばかだなぁ・・・あいつ？」
釣り吉 「・・・・・・」
釣り師 「？・・おまえ、何で俺を見るんだよ・・・・」
釣り吉 「・・・別に・・・・」
釣り師 「・・・」
（2004年
fishing.line No231号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「今日は柳刃だ！」
釣り吉 「あーっ？判ったから、あっち行っててくれよ」
むー板さん「なんだ？ききたくねぇのかよぉー？」
釣り吉 「今日は忙しいんだよ！」
釣り師 「仕事なんだから、邪魔するなよ！」
むー板さん「ん？！なんだぁ？、釣れねぇそうだんなら、
おれがのってやるぜ！わざわざ・・・」
釣り吉 「板さん、釣り出来るのかよぉ？」
むー板さん「できるも、できねぇもねぇよ！」
釣り師 「出来ないに決まってるだろ！
向こうへ行ってろよー、忙しいんだから！」
むー板さん「あっ、おまえら、しらねぇな？」
釣り吉 「何をだよ？」
釣り師 「聞くな！聞くな！いつものことだ！」
むー板さん「おれが、釣り場に立ちゃあ！
さかなの方から飛び込んでくるんだぞ！」
釣り吉 「何でだよ！」
釣り師 「・・・・・」
むー板さん「にとうりゅうのたつじんだからだ！」
釣り吉 「何だ、そりゃ！答えになってないぞ！」
むー板さん「ききてぇかー？・・・・・・」
釣り吉 「聞きたいよ！」
釣り師 「・・・・・・」
むー板さん「ききてぇんなら、そこに二人して並びな！」
釣り吉 「？？？・・・初めから並んで座ってるよ！」
釣り師 「・・・・・？」
むー板さん「いいか？・・・ま・な・い・た・・・だ！」
釣り吉 「まな板ぁ！？・・訳が分かんねぇよ？」
むー板さん「・・・どうも、今日は気がのらねぇな・・・
また、今度だな？」
釣り吉 「自分から言い出したんじゃないかよ！」
むー板さん「おれぁ、きょうはすんごく！いそがしぃんだ
おまえらの相手してる時間がねぇんだよ」
釣り吉 「何だよ、暇だから来たんだろ！」
むー板さん「おっ！刺身の時間だ！・・・
・・・じゃあ！そのうちな！」
釣り吉 「行っちまったぜ！いいのか？聞かなくて？」
釣り師 「ほっとけよ！時間がないんだから・・・」
釣り吉 「・・・何の時間だよ・・・」
釣り師 「考える時間だよ！」
釣り吉 「？・・・・・・・」
（2004年
fishing.line No232号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「♪♪〜〜ほぉーちょー、いぃっぽん
♪♪〜さらしにまぁいてぇ〜」
釣り吉 「なんか板さん？
今日は、やけに気分が良さそうだぞ？」
釣り師 「・・・考えが、まとまったんだろ？」
釣り吉 「なんの考えだよ？」
釣り師 「昨日、お前が聞いた質問の答えだよ！」
釣り吉 「？・・・・・・・」
釣り師 「だから、俺が、ほっとけ、って、
言っただろう？余計長くなるんだから」
釣り吉 「じゃあ、何か、初めから答える気が無いのに
俺らに話し掛けているのかよ！？」
釣り師 「それ以外に・・・・無いだろ？」
むー板さん「♪待ってて、吉さん？〜♪」
釣り吉 「来たぞ！・・・・・・」
むー板さん「なに、ごちゃごちゃ、話してんだよー」
釣り吉 「へへへ・・・別に・・・・それより、
板さん？やけに気分が良さそうだね」
むー板さん「おー！よくぞ、聞いてくれた、
わが二番弟子よ」
釣り吉 「へっ？」
釣り師 「？一番は・・？誰だよ！」
むー板さん「まぁ、ちっちゃいことは気にすんな！
じゅんばんなんて、俺はくべつしねぇからよ」
釣り師 「そっちじゃ！ねぇよ！」
釣り吉 「まあ、まあ・・・怒るなよ・・・
それより、板さん、気分のいい訳を
聞かせてくれるんだろう？」
むー板さん「おまえらにしか釣れない・・・
ちっちゃい魚でもよ、俺がさばきゃあ、
でっけぇ魚に負けず、劣らずって、
・・・とこだな？」
釣り師 「！・・・・いいから、言えよ！」
むー板さん「今日は出刃の番だっけ？」
釣り吉 「！どっちでも！いいよ！」
むー板さん「まあ？、時間も時間だし・・・また今度な！」
釣り師＆釣り吉「また！のばすのかよー！」
（2004年
fishing.line No233号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「いいかぁあ？よーく、きけよ！」
釣り吉 「・・・・・・」
釣り師 「・・・・・・」
むー板さん「あん？・・・聞く気がねぇなぁーあ？」
釣り吉 「・・・・・・」
釣り師 「・・・・・・」
むー板さん「じゃあ！・・・今日もやめとこうか？」
釣り吉 「・・・聞いてるよ！」
釣り師 「どうせ、何も考えてないんだろ！？」
むー板さん「こちとらが、言おう、言おうとしてるのに
いつも、いつも、おめぇらが
邪魔するからだろうが？」
釣り吉 「してないだろ！」
むー板さん「今日はな？」
釣り師 「・・・・・今日は？」
むー板さん「・・・柳刃だ！」
釣り吉 「・・・それは、いいって！」
釣り師 「お前、言う気が無いだろう？」
むー板さん「なんの話だよ！」
釣り吉 「板さんが、いつも言おうとしてることだよ！」
むー板さん「おれが？いつ？言おうとしたんだよ！」
釣り吉 「・・・・？」
釣り師 「いつもだよ！」
むー板さん「？おれが、いつも言おうとしてること？・・」
釣り吉 「包丁の日にちとか？、二刀流の達人とか？
気分の良かった日の理由とか、だよ！
読者はいつも気にしてるぞ！・・・たぶん？」
むー板さん「おーっ！そのことか？」
釣り師 「それしか、無いだろ？、早く言えよ！」
むー板さん「・・・・・・？」
釣り吉 「どうしたんだよ！板さん」
釣り師 「忘れたんだろ？！・・・まな板は出すなよ！」
むー板さん「・・・・そうやって、いつも邪魔するから、
時間がなくなるんだよ！」
釣り師 「お前が、いつも早く言わないからだろ！」
むー板さん「ほーら、時間だ！またな！・・・」
釣り師＆釣り吉「？・・・・・・？何の時間だよ！」
（2004年
fishing.line No234号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「おっ！おめぇら、つれねぇくせに
朝だけは、はえぇな！」
釣り吉 「余計なお世話だよ！」
釣り師 「今日こそ言えよ！」
むー板さん「・・・なんのはなしだっけ？」
釣り吉 「板さんが、魚釣れるって話からだよ」
むー板さん「誰が釣るって言ったよ！」
釣り師 「確か・・・二刀流の達人とか、
どうのと言ってたな？」
むー板さん「おーっ、そのことか！
おまえら、そんなむずかしいことよく
覚えてたな？
読者はとっくに忘れてるぞ？」
釣り吉 「難しい？」
釣り師 「？読者も覚えてるよ！」
むー板さん「残念だったな！今日は出刃いっぽんだ！」
釣り吉 「？？？？？」
釣り師 「？？？・・・・・・・」
むー板さん「俺は包丁しか持ったことねぇんだよ！」
釣り吉 「全然、話になってないよ・・・！」
むー板さん「いいかぁあ？よーく聞けよ！
包丁しか持ったことがない俺にどうして、
魚がつれんだよ！」
釣り吉 「たしか・・・釣りが出来るも
出来ないもないって・・・・・」
むー板さん「どっちもねぇじゃねぇかよ！」
釣り吉 「あ？！」
釣り師 「だったら、どうして、お前が釣り場に立ったら
魚の方が飛び込んで来るんだよ！」
むー板さん「二刀流の達人だからだろうが！」
釣り吉 「それが判らないって、言ってんだよ！」
釣り師 「バカだろう？お前？」
むー板さん「だから、言ってんだろうがよ！
ざんねんだったな！って！」
釣り吉 「？・・・・・・」
釣り師 「？何がだよ！」
むー板さん「二刀流は、出刃一本じゃできねぇんだよ！」
釣り吉 「何時なら出来るんだよ？」
釣り師 「いいから、もう一本持って来いよ！」
むー板さん「今日は出刃の日だ！」
釣り師 「いいから、早く見せてくれよ！二刀流！」
釣り吉 「今日は朝早いから、たーっぷり時間があるぞ」
むー板さん「あーっ、バカだな、おまえら！、
時間のばすと、へんしゅーちょー、
に怒られるぞ！」
釣り吉 「なんで？」
むー板さん「本文よりオマケが、ながくちゃ、
どうしようも、ねぇだろうよ！」
釣り師 「それで・・・いつも短いのか？」
むー板さん「じゃあな！今日も時間だ！」
釣り吉 「あっ、また、逃げられた・・・・」
（2004年
fishing.line No235号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「おまえら、そんなに俺の秘技を知りたいのかよ」
釣り吉 「秘技？」
釣り師 「二刀流の事か？」
むー板さん「そうだなぁ・・・あんまし釣れねぇし・・・
俺の弟子どもだからなぁ・・・・
かわいそうなんで、おしえて、やるか？」
釣り師 「弟子になった覚えはないぞ！」
釣り吉 「しーっ、言う気になったんだ、黙って聞こうぜ」
むー板さん「・・・・しかし・・・これを知ったら、
読者も真似するなぁー、たぶん？
そうすると、まずいかもなぁー？」
釣り師 「なにがだよ」
むー板さん「みんなが真似したら、
魚が居なくなっちまうだろ！そうすると
おれも困ることになるしなぁ！」
釣り吉 「そんなに釣れるのか？」
むー板さん「釣る？おれがいつ、釣るって言ったよ！」
釣り吉 「えっ？」
釣り師 「釣るんじゃねえのかよ！」
むー板さん「だから言ってるだろうがよぉ！、
おれは包丁とまな板しか
持たない主義なんだよ！」
釣り師 「それがどうやったら、魚の方がお前に
飛び込んでくるんだよ！」
むー板さん「いいか？ないしょだぞ！
・・・・・・まずはそこへ並べ」
釣り吉 「・・・だから、並んでるって！」
むー板さん「釣り場に立ったら、精神統一して
まずは、このまな板をこの角度で置け！」
釣り吉 「？？？？？」
釣り師 「？？？？？」
むー板さん「そこで、時間だ・・・・・」
釣り吉 「？時間・・・・・？」
釣り師 「またかよー！いつまで延ばす気だよ！」
むー板さん「・・・許可待ちだよ！」
釣り吉 「？許可待ち・・・？」
釣り師 「何の許可だよ！」
むー板さん「・・・・・・じゃあ、な！」
釣り吉 「待てよー」
釣り師 「・・・・・答えろよー！」
（2004年
fishing.line No236号 にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「昨日は出刃だったかな・・・？
柳刃だったかな・・・？」
釣り吉 「！そんなことは、どうでもいいから
早く、続きを聞かせてくれよ！」
むー板さん「・・・なんか、めんどくせぇな・・・」
釣り師 「おまえなぁー、聞いてる身にもなれよ・・・
読者もそんなに待てねぇぞ・・・」
むー板さん「・・・そんなにききてぇか？俺の秘技を・・
・・・そうか、そんなにおまえら、
釣れねぇのかよ・・・」
釣り吉 「親身に言うなよ！それとは別だ！」
釣り師 「気になるんだよ！まな板を釣り場に置いて、
それから・・・どうすんだよ！」
むー板さん「その角度が問題なんだがよ！
おれも、会得するのに苦労したんだ・・・」
釣り吉 「角度？・・・まな板の？」
むー板さん「まずは右手に出刃、左手に柳刃、
これがミソ・・・だな」
釣り吉 「？・・・なんか、ゾクゾクするな・・・」
釣り師 「？俺は寒気でゾクゾクするぞ、嫌な予感も？」
むー板さん「この二刀流のかまえから、二刀同時にまな板を
叩く！・・・・・・」
釣り師 「・・・俺、帰るわ・・なんか頭痛がしてきた」
釣り吉 「俺も風邪曳いたみたいだし・・・」
むー板さん「！タンっと、たいこを鳴らすみてぇによ！
・・・すると、どうだろう？・・・・」
釣り吉 「・・・・・・聞くんじゃなかった・・・・」
釣り師 「もしかして、こいつよりバカじゃねぇか？
俺達・・・・」
むー板さん「水の中から魚が一匹ポーンと、飛び出てよ！
まな板の上にのるってぇ、すんぽうだ！」
釣り吉 「・・・・・・・早く、時間が来ないかな？」
釣り師 「・・・・・今日ほど時間が長い日は無いぞ？」
むー板さん「おめぇらよ！まな板にのった、
こいって、知ってるか？」
釣り吉 「？・・・知ってるよ・・・」
釣り師 「丁度、今の俺たちの事だ！」
むー板さん「そうそう・・・美味しい餌につられて
まな板にのったのは、
おまえらなんだから
さいごまで、はなしは聞くもんだ
そうすりゃあ、おめぇ！おわったころには、
おれと同じ二刀流の達人よ！」
釣り吉 「・・・いいよ、そんなもん・・・」
釣り師 「・・・いいから、早く終わらせろよ！」
むー板さん「・・・そうはいかねぇぜ！
この秘技の会得はおれでさえ三十年も
掛かったんだ！今日はおまえら初日だから・・・
・・・・十時間は、きかねぇとな！」
釣り吉 「そんなに、聞いてられないぞ！」
釣り師 「時間延ばすと、編集長に怒られるぞ！」
むー板さん「・・・よろこべ！おまえら・・・
今日は編集長の許可済みだ！」
釣り吉 「！！！うそだろー！？」
釣り師 「くそーっ、だまされたぞ！」
・・・・・・・・・・・
それから、延々と、深夜まで、
むー板さんの講義は続いたそうです。
（2004年
fishing.line No237号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
釣り吉 「年末は、朝早くから、散々だったな・・・」
釣り師 「くだらない講義のせいで寝不足だ
・・・あのバカ板前め・・」
釣り吉 「だいたい、読者もいい迷惑だぞ」
釣り師 「お前も、アイツの話なんか、
聞こうとするからだろ？」
釣り吉 「そういう釣り師だって、聞こうとしただろ」
釣り師 「おれは、お前が聞かなければ黙ってたぞ！」
釣り吉 「じゃあ！全部俺が悪いのかよ！」
釣り師 「そういう訳じゃないが・・・分かったよ！
寝不足でお互い気が立ってんだから、
からむなよ！」
釣り吉 「・・・そういや、今日はやけに静かだな
板さん、居ないのかな？」
釣り師 「大方、夕べの喋り過ぎで、
まだ寝てんじゃないか？
丁度いい、静かな編集室も久し振りだし、」
釣り吉 「しかし、どうしてこの編集室の奥が
台所になってるんだ？」
釣り師 「？俺も不思議でしょうがないんだが・・・？
しかも、この編集室より広いのは・・・
どういうわけなんだろう？」
むー板さん「教えてやろうか？」
釣り吉 「わっ！」
釣り師 「！？おどかすな！どっから現れやがった？」
むー板さん「おめぇらが、あんまり遅いんで、
ちょっと机の下で、やすんでたんだよ！」
釣り吉 「心臓が口から飛び出そうだよ！」ドキ！ドキ！
釣り師 「もう、判ったから、静かにしてくれよ！」
むー板さん「驚くのはおまえらの勝手だろうが、よ！
おりゃ、なんもしてねぇぞ！」
釣り吉 「もう・・・勘弁してくれよ、板さん」
釣り師 「用は無いんだから、向こうへ行ってろよ！」
むー板さん「・・・へんしゅうちょーの話だと・・・
魚釣りの名人が二人いるから・・・・
・・・・・ん・・・・なんだ？聞くのか？」
釣り吉 「別に・・・聞かなくても・・・・」
釣り師 「勝手にお前が喋ってんじゃないかよ！」
むー板さん「なんか、おれの講義より真剣そうじゃないか？
・・・・・まあ、いい・・・・・・
そのへんしゅーちょーは、な！大の魚好きで、
・・・・特に刺身には目が無いんだよ・・・
だから、名人二人で毎日刺身が食えると・・
・・・思って、板場まで隣に建てたんだがよ！
そのうえ、一流の板前まで雇ってよ！
・・・・・かあいそうだぞ！これが・・・
なみだなみだの、ものがたり・・・・
すっかり、アテがはずれたって・・・訳だ！
・・・・・ん？・・どこいった？」
むー板さん「？？？・・・・・・仕事か？
おーい、おまえら！今日は柳刃だぁ！・・・
それに講義は、昼からだぞーっ
おくれるなよー！」
（2004年
fishing.line No238号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「さてと、今日はなんの話をするかな？」
釣り吉 「もう・・・いいよ・・・ほっといてくれ！」
釣り師 「ろくなこと無いんだから、あっち行けよ！
仕事の邪魔すんな！」
むー板さん「おーっ！そうだ！
このあいだの気分の良かったわけなぁー
じつは・・・・・・」
釣り吉 「・・・・いいよ聞かなくて・・・」
釣り師 「あんまり邪魔すると、編集長に言うぞ！」
むー板さん「そうかー？・・・残念だな・・・
おまえらに関する大事な話だったのになぁ」
釣り吉 「・・・どんな話だよ・・！いや、止めた！」
釣り師 「俺は絶対！聞かねぇからな！」
むー板さん「読者が聞きたいって、言ってもか？」
釣り吉 「うっ！・・・・・・」
釣り師 「・・・ダメだ！ダメだ！その手にのるかよ！」
むー板さん「そうかー？おーっこの竿、だれのだーょ
いい竿だなー！」
釣り吉 「俺達のだよ！」
釣り師 「触るなよ・・・・」
むー板さん「そうかぁ？つれねぇくせに、竿だけは
いいもんもってるじゃねぇか？」
釣り吉 「・・・・・・・」
釣り師 「一言多いぞ！」
むー板さん「じゃーん！きょうの包丁はなんだ？
・・・・・ふぁいなるあんさー？」
釣り吉 「？・・・出刃？」
むー板さん「ん？正解！・・こりゃ切れるんだよなぁ・・・
何でも・・・・スパっスパっ・・と」
釣り吉 「あーっ！・・・・」
釣り師 「わかったよ！聞くよ！聞けばいいんだろ！」
むー板さん「んん？・・・・・・んんんん？ざーんねん！」
釣り吉 「何だよー！聞くって言ってるだろ！」
釣り師 「まさか竿？よせよ！バカ板前よー！」
むー板さん「・・・・丁度、時間となりました・・・・」
釣り師 「・・・なんだ？そっちの方かよ！・・・」
釣り吉 「俺、心臓が持たねぇよ・・・・毎回・・・」
（2004年
fishing.line No239号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「じつはな？・・・・・」
釣り吉 「・・・・出刃か？」
釣り師 「・・・・柳刃？」
むー板さん「ん！・・んんんん・・ざあぁーんねん！」
釣り吉 「？・・・」
むー板さん「今日はまな板だ！」
釣り吉 「！おしぃ！」
釣り師 「・・・・！、いいから話、続けろよ！」
むー板さん「この前の寄生虫のレポートなあ？
それが・・・学会でみとめられてよぉー」
釣り吉 「へぇーすごいな・・・」
釣り師 「どこの学会だよ！そんなバカは？・・・・・幼稚園のか？」
むー板さん「！・・・・もう・・・のーべるしょうもの
・・・だって・・・うわさだ！」
釣り吉 「そりゃあ！ありえねぇな！」
釣り師 「当たり前だろう！そんなことになったら、
世の中、ひっくり返ってしまうぞ！」
むー板さん「まあ・・・ねたむなって・・・・」
釣り吉 「！！！！妬んじゃいねぇよ！
まったく、何処からそんな嘘ばっかり
出て来るんだよ！」
むー板さん「・・・そこでだ！」
釣り師 「！！何処でだよ！先答えてから、次言えよ！」
むー板さん「だまってきけよ！いちいち、うるせぇな！」
釣り師 「お前が、くだらない事ばっかり言うからだ！」
釣り吉 「怒るなよ！竿が人質に取られてんだぞ！」
むー板さん「おー、釣り吉、あたまいいな！
おもいだしたぞ！さすが、我が二番弟子」
釣り吉 「？・・・忘れてたのかよ！」
釣り師 「・・・・俺は弟子じゃないからな！」
むー板さん「じつはよー、それで今度は、別のもんだいを
とりあげようとおもってな・・・」
釣り吉 「・・・別の問題？・・・・」
釣り師 「学者かよ！お前・・・・・」
むー板さん「？・・・・板前に決まってるだろうがよ！」
釣り師 「じゃあ、そのバカ板前が、
何処の学会に認められたんだよ！」
むー板さん「しらねぇのか？・・・？？？
せかい？板前れんごう？きせいちゅう・・
がっかい・・・だ」
釣り吉 「世界？板前連合？寄生虫？学会？？？」
釣り師 「お前、それ、今つくったばかりだろう？」
むー板さん「おー！、よく知ってるな？
さすがは わが、一番弟子」
釣り師 「・・・・・・もう、いつになったら
終わるんだよー・・・」
（2004年 fishing.line No240号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「いいかぁー？、へんしゅーちょーがな！」
釣り吉 「・・・柳刃？」
釣り師 「俺は、出刃だと思うぞ？・・・」
むー板さん「？？いいから、だまって、きけ！
今日は、まな板だって、言ってるだろうが！よ」
釣り吉 「まな板？何処にあるのかな？」
釣り師 「また、例のふところから出すんだろ？」
むー板さん「！！、へんしゅーちょーが
この間のきせいちゅうの報告を
ずいぶん、ほめてくれて、よおー
おれぁ、思ったんだ！」
釣り吉 「？・・・」
釣り師 「？？・・」
むー板さん「よっと！、このふところの・・・ ・・・まな板のつかいみちをよー」
釣り吉 「まな板の？」
釣り師 「使い道だと？」
むー板さん「そうすりゃー、ぜんぜんつれねぇし、
やくにたたない、おめぇらでもよぉー
へんしゅーちょーやがっかいにもよぉー
・・・認められるってわけだ！」
釣り吉 「・・・何で？」
釣り師 「・・・？、学会は辞退するぞ」
むー板さん「・・・おまえら、じょうぶそうだな？」
釣り吉 「？？？」
釣り師 「何が、言いたいんだよ・・・？」
むー板さん「・・・おめぇらも、刺身、すきだろう？」
釣り吉 「そりゃあ、魚は好きだよ」
釣り師 「まあ、嫌いな方じゃないな・・・」
むー板さん「・・・そこでだ！、我が弟子ふたりの
きょうりょくのもと
この板さんが、うでをふるう
と・・・いうわけだ！」
釣り吉 「・・・刺身が食えるのか？」
釣り師 「・・・美味い刺身の試食か？
・・・それなら協力するぜ！」
むー板さん「さすがは我が弟子どもだ！」
釣り吉 「もう・・・食えるなら、
弟子でも何でもいいや・・・」
釣り師 「俺は・・協力はするが、弟子は辞退するぞ」
むー板さん「・・・ただ、もう少し待て！」
釣り吉 「俺は何時までも待つぜ」
釣り師 「食えるんなら、いつでもいいぞ」
むー板さん「このまな板・・・ふところで・・・
もう少しあたためてからだ・・・」
釣り吉 「？なんで・・・？」
釣り師 「何の意味があるんだ？」
むー板さん「・・・こんどのてーまは？
さいきんかんせんと、そのしょうじょうに
・・・ついて、だからよー」
釣り吉 「！？なんだ・・細菌感染とその・・・」
釣り師 「・・・症状だと？・・・」
釣り吉 「！？俺たちが実験台かよー！」
釣り師 「俺は全部辞退して、釣り行って来るよ・・・」
釣り吉 「逃げるなよー、俺も仕事に行くよー」
むー板さん 「よーく、はらへらしてくるんだぞー！」
釣り吉＆釣り師「二度と帰らねぇよー！」
（2004年
fishing.line No241号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「おう！おまえらひまか！」
釣り吉 「・・・仕事だよ！」
釣り師 「忙しいんだから、来るなよ・・・」
むー板さん「また、つれねぇそうだんか？」
釣り吉 「釣れてるよ！・・・」
釣り師 「暇でも、お前の刺身は食わないからな！」
むー板さん「あっははは・・・あれは冗談だよ！」
釣り吉 「・・・・悪い冗談だよ、まったく！板さんも」
釣り師 「そうか？・・・目が笑ってないぞ・・・？」
むー板さん「きょうは・・な！」
釣り吉 「まな板か？」
釣り師 「出刃に決まってるだろ？」
むー板さん「・・・柳刃の日・・・なんだがよ・・・」
釣り吉 「何で柳刃の日なんだ？」
釣り師 「たぶん？刺身を造る日なんだろ？」
むー板さん「おしぃなー！
おまえらしゅぎょうがたりねぇぞ！」
釣り師 「何の修行だよ！」
釣り吉 「それより板さんこそ、暇なのか？」
むー板さん「あははは・・・おれはおまえらのおかげで
まいにち、ひまだぞ・・・・」
釣り師 「だったら、お前も釣れよ！」
釣り吉 「そうだ！、三人ならもっと釣れるぞ！」
むー板さん「バカだなー！おまえら！
おれが釣り場にたったら、
おまえらの釣る魚がいなくなるじゃないかよ」
釣り吉 「いいよ！いなくなっても！」
釣り師 「そうだ！いなくならせてみせろよー！」
むー板さん「？・・・・・・おっ、時間だ、仕事、仕事！」
釣り吉 「？逃げるなよー」
釣り師 「暇な奴に仕事があるのかよー」
（2004年
fishing.line No242号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「・・・どうだ？魚がいなくなっただろう？」
釣り吉 「・・・っていうか？釣り人がいなくなったぞ」
釣り師 「・・・当たり前だろ！俺たちも恥ずかしくて
釣りにならなかっただろうが・・・」
むー板さん「・・・だから、言ったんだよ！
おれが釣り場に立ちゃあ！・・・」
釣り吉 「確かに・・・気味悪がって、魚をまな板に
置いていった奴もいたけどな・・」
釣り師 「当たり前だろ、どう考えても異常だ！」
むー板さん「あっははは、何はともあれ魚は手に入ったんだ
そう、落ち込むなぁーよ」
釣り吉 「・・・もう二度とあの釣り場へは行けないよ」
釣り師 「バカ板前と行った俺たちがバカだったんだよ！」
むー板さん「まあ・・・気にすんな！
よのなかには、いろんな奴もいるもんだ」
釣り吉 「それが・・・俺たちだったんだよ・・・」
釣り師 「バカ板前ひとりのおかげで、
とんだ大恥をかいたぞ」
釣り吉 「・・・・なんで、釣り場でまな板広げて、
包丁踊りしなくちゃならないんだよ」
釣り師 「おまえが、まな板三つも用意するからだろ！」
釣り吉 「・・・俺じゃないよ！板さんが竿の代わりに
包丁とまな板よこしたんだよ！」
釣り師 「それで、三人で並んで・・・・」
釣り吉 「二刀流・・・包丁踊りしちまった・・・・・」
むー板さん「それが、あまりに見事なんで、感激した
魚が次々とまな板の上にぽーんと・・・」
釣り吉 「ちがうよ、同情した周りの釣り人が
魚を置いてくれたんだよ！」
むー板さん「・・・感激したまわりの観客が
まな板に自分の釣った魚をぽーんと・・・」
釣り師 「違うぞ！怖くなった釣り人が魚置いて、
逃げちまったんだよ！」
むー板さん「・・・まあ、どっちにしろ
たいりょうなんだし、よかったじゃねぇか
おまえたちも、うで、あげたな！」
釣り吉＆釣り師「ぜーんぶ！おまえのせいだよ！」
むー板さん「こんどはまな板のかくどを変えてみようぜ！」
釣り吉＆釣り師「二度と行かないよ！」
（2004年 fishing.line No243号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「・・・しかし・・・
釣れねぇな・・・おまえら・・・・」
釣り吉 「仕方がないだろ！天気が悪いんだから・・・」
釣り師 「条件が悪いと、喰ってくれないんだよ！
お前と違って、魚はデリケートだからな！」
むー板さん「でりけーと？ん・なもん、出刃でスパッと
切りゃあいいじゃねぇかよ！」
釣り師 「どうやって、切るんだよ！」
釣り吉 「刺身とは訳が違うんだよ！」
むー板さん「？・・・おれなんか、まいにち
スパッ！スパッ！・・・だぞ！」
釣り師 「お前の頭もスパッ！と切りたいよ！」
釣り吉 「いいから、板さん向こうへ行っててくれよ
これでも、仕事中なんだから・・・・」
むー板さん「おれのしごとがねぇんだから、
しょうがねぇじゃねぇかよ！」
釣り吉 「？あっ！そういえば冷蔵庫に
クロダイがあったぞ！」
むー板さん「おーっ！それをはやくいえよ！」
釣り師 「？？？・・・」
むー板さん「♪♪♪ほーちょー♪いーっぽん♪
さらしにまーいてー♪・・・・・・
・・・・・・・まってて♪ターイさん・・・」
釣り吉 「行った行った・・・」
釣り師 「おい、誰もクロダイなんて釣った覚えはないぞ」
釣り吉 「いいだろ、あいつが居ると、うるさいんだから」
釣り師 「まあ、それもそうだな・・・・・・」
むー板さん「おい！おまえら！
どこにクロダイがあるんだよ！」
釣り吉 「ギクッ！」
釣り師 「ほーら、もう来た・・・・」
むー板さん「おまえら、つりにんのくせに
魚のなまえもしらねぇのか？」
釣り吉 「？・・・・・」
釣り師 「なんの事だよ？」
むー板さん「あったのはチカだろうが・よ・
おかげでとんだまちがいだ！」
釣り吉 「？？？・・・」
釣り師 「何が間違いだよ？？？」
むー板さん「♪♪♪ほーちょー♪いーっぽん♪
さらしにまーいてー♪・・・・・・
・・・・・・・まってて♪チカさん・・・」
釣り吉＆釣り師「？・・・歌の話しかよーっ！」
（2004年
fishing.line No244号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「・・・さて。そろそろ、あきてきたなぁ・・」
釣り師 「何がだよ・・・。」
むー板さん「いそがしいおれとしては、
おまえらの相手もつかれるしなぁ・・」
釣り師 「どっちがだよ！」
釣り吉 「ほんと、板さんと居ると俺、毎回疲れるよ」
むー板さん「そうか？ わけぇのに大変だな・・・」
釣り師 「全部。おまえのせいだよ！」
釣り吉 「もう少し、静かに仕事させてくれよ！」
むー板さん「おれは、しずかなんだがな・・・・」
釣り師 「お前が一番うるさいんだろう？」
釣り吉 「そうだよ！」
むー板さん「・・・・・そこでだ！」
釣り師 「また、始まったぞ！ どうして、
そう話が続かないんだよ！」
むー板さん「黙って聞け！リーダーとして、
大事な、ほうこくがあるんだから、よ！」
釣り師 「・・・？」
釣り吉 「・・・なんだ？」
むー板さん「今日は出刃と柳刃・・・なんだがよ・・・・」
釣り吉 「・・・またかよー・・・」
釣り師 「ん、なもん、どっちだって、いいだろ！」
むー板さん「よくないんだよ！それが！」
釣り吉 「何故だよ！？」
釣り師 「やっぱり、馬鹿だろ。お前？」
むー板さん「いいから、黙って聞け！」
釣り吉 「・・・・・」
釣り吉 「？・・・・」
むー板さん「・・・のネタが切れたんだよ！」
釣り吉 「？？？・・・刺身の？・・・」
釣り師 「？・・・そうか、そりゃあ、良かった」
むー板さん「・・・・・・」
釣り吉 「また、俺たちが釣らないからって、
言いたいのかよ」
釣り師 「そりゃあ、悪かったな！」
むー板さん「・・・・・」
釣り吉 「なんだ？どうしたんだ、板さん」
釣り師 「・・・泣くこたぁないだろ！？
・・・どうしたんだ？コイツ？・・・」
釣り吉 「？・・・さあ？」
釣り師 「・・・今度、釣るから泣くなよ・・・
みっともない・・・・」
むー板さん「・・・おまえらのせいで、また時間だ・・・」
釣り師＆釣り吉「それだけは、言うのかよー」
（2004年
fishing.line No245号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく
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裏方にて・・・・・・・・・・・・・・・独り言コラム
むー板さん「さて、いっかいぶん、
のばしたんで、すっきりしたぞ！」
釣り吉 「？・・・・」
釣り師 「何の話だよ！」
むー板さん「わっはは！気にすんな！おまえらにゃあ、
わからねぇ、はなしだからよ！」
釣り師 「泣いたり、笑ったり、忙しい奴だな？」
釣り吉 「それより、大事な話って、何の話だよ・・・」
むー板さん「じつはな・・・・」
釣り師 「出刃だろう？」
釣り吉 「柳刃か？まな板？」
むー板さん「おしいなー、おまえら、どうして、
そう当たらないんだ？」
釣り吉 「どうしたら、当たるのか教えてくれよ」
釣り師 「わざと当たらないようにしてるだけだろうが！」
むー板さん「・・・まあな・・・」
釣り師 「こいつ、ズボシかよ！」
釣り吉 「ずるいぞ、板さん・・・！」
むー板さん「魚とおんなじで、釣れねぇやつには
当たらねぇってわけだ」
釣り師 「！、ああ、そうかい！悪かったな！」
釣り吉 「それより、大事な話って・・・・」
むー板さん「おーっ、それそれ」
釣り師 「また、ホラでも吹く気か？」
むー板さん「・・・・泣くなよ・・・？」
釣り吉 「何で？」
釣り師 「・・・・何のことだ？」
むー板さん「じつはな・・・この企画が今日で最終回なんだ」
釣り吉 「えーっ」
釣り師 「そりゃあ、良かったぞ」
むー板さん「俺も忙しい身だし、おまえらといつまでも
遊んでいるわけにはいかなくなってな・・」
釣り吉 「お互い様だろ！」
釣り師 「つまりネタ切れなんだろ！？」
むー板さん「そう・・・おまえらがあんまり釣らねぇんで、
ネタが無くなってしまったんだよ」
釣り吉 「余計なお世話だよ」
釣り師 「・・・早い話がまた飽きたんだろ？」
むー板さん「・・・・・」
釣り師 「当たったろ？」
むー板さん「さぁて、仕事、仕事。
おめぇらも遊んでねぇで、
さっさと釣って来いよ!」
釣り師 「ごまかすなよ!」
釣り吉 「主役なりそこねたな？」
釣り師 「お前もうるさいぞ!」
むー板さん「主役はやっぱ俺だよな？」
釣り師 「勝手にしろ!」
一同 「ワイワイ、ガヤガヤ、ギャーギャー」
（さて、タナゴも釣れ始め、シーズンインとなりました。
このへんで騒がしい編集部もお開きと致しまする・編集長）
（2004年
fishing.line No246号
にて）
胸の内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完結
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